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  • 2005年5月16日 兵庫県神戸市東灘区 14歳の男の子

    Q

    14歳、中学2年生の息子の反対咬合についての相談です。舌先を歯の間にはさんでしゃべる癖が抜けず、だんだん下の歯が前に出つつあります。成長期のため矯正装置を外しましたが、この時期治療はできないのでしょうか?

    こんにちは。
    14歳、中学2年生の息子の反対咬合についての相談です。
    受け口で小学4年生から上下前歯4本ずつに矯正装置を付けて治療し、その間は正常な状態になったのですが、歯科医の先生が、成長期は矯正装置を外した方がよい、とおっしゃって、小学6年の冬に矯正装置を外した後、定期検診を受けています。
    矯正装置を付けているころから、舌先を歯の間にはさんでしゃべる癖が抜けず、矯正装置を外した後は、だんだん下の歯が前に出つつあります。
    現在、上下の前歯はほぼ同じ位置にあり、更に下の歯が前に出た場合、今後は奥歯を抜いての矯正治療か手術の選択というご説明でした。
    いずれにしても成長期が終わるまでは治療はできないということで、現在も3~4ヶ月に1度の検診を受けています。
    しかし、舌を噛みながら話す癖が治らなくて、だんだん状態が悪くなっているように見えて、非常に不安です。
    この時期治療はできないのでしょうか。
    また、抜歯を伴う矯正か手術しか方法はないのでしょうか。
    長文になってすみません。
    よろしくお願いします。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    御質問を読ませていただいて、お悩みの様子が目に浮かぶようです。
    文面からだけでは正確に息子さんの状態を把握することが難しいので骨格性の受け口の方が来院された場合の当院での対処法を述べて回答とさせて頂きます。
    まず、あらゆる方法を駆使して前歯の咬み合わせを正常にします。
    これは骨格のさらなる悪化を防ぐために必須のことです。
    並行して上あごの成長が悪ければ上あごの成長促進を、下あごの成長が大きいようであれば下あごの成長抑制あるいは成長方向を変えることをします。
    これには夜間帽子タイプの装置を長期間使用してもらうことになります。(当院ホームページー早期治療参照)
    基本的によほど安定しない限り成長が止まるまで続けてもらいます。
    また舌の癖がある時は装置やトレーニング(MFT参照)により改善を試みます。
    これらの間,定期的に顔のレントゲン写真を撮り、成長のチェックを続け、最終的に成長が止まった時点で仕上げの治療法を決めます。
    大きく分けるとその治療法は以下の4通り考えられます。
    1)どの歯も抜歯せず治療する。
    2)小臼歯を抜歯する。4本になることが多い。
    3)親知らず(第3大臼歯)のみ抜歯する。
    4)外科手術を併用した外科矯正。
    1)2)の場合も将来的に親知らずの抜歯が必要になることがあります。
    4)の場合は下の親知らずの抜歯はまず必要になります。
    また小臼歯の抜歯をすることもあります。(外科矯正-主な症例ーその1、その2、その3参照)
    それぞれの治療法によって結果が当然変わってきます。
    息子さんの状態によっては歯を抜かない治療が必ずしも彼にとって一番良い方法とは限りません。
    以上が当院で行なっている治療法ですがこれは私独自の特殊な治療法ではありません。
    むしろ教科書的な正攻法の治療法です。

  • 2005年5月15日 岐阜県柳津町佐波 29歳の女性

    Q

    娘が今年で6歳になりますが、下の歯の4本目がスペース的に狭く少し後ろにずれてはえてきそうです。前の2本はまっすぐですが右の2本目も少し斜めに生えています。まだ幼稚園なので様子を見てから矯正をしたほうがいいのか悩んでいます。

    娘が今年で6歳になりますが、永久歯に生え変わった歯は全部で3本あります。
    いつもフッ素で通っている歯医者の先生に歯並びが心配でしたのでレントゲンを撮っていただいたら下の歯の4本目がスペース的に狭く少し後ろにずれてはえてきそうです・・・前の2本はまっすぐですが右の2本目も少し斜めに生えています。
    現在は上の前歯が1本抜けている状態です。
    取り外しできるような器具を寝る時などにつけるのを紹介されました。
    これをすると上の歯もあごが多少大きく伸ばされ綺麗に生えやすいのでしょうか。
    まだ幼稚園なので様子を見てからのほうがいいのか、ずれて生えてきそうなときに矯正してしまうのとどちらが良いのでしょうか・・・
    1ねんくらい様子をみてからにしようか考えています。
    アドバイスをよろしくお願いします。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    矯正治療の開始時期に関するお悩みのようですね。
    お子さんのような乳歯と永久歯が混在した時期に始める治療を早期治療と呼びます。
    早期治療の目的は永久歯が生えそろう前に顎骨や歯槽骨(歯が生えている周りの骨)、筋肉の不調和を改善し、お口の中の環境を整えることです。
    結果的に将来小臼歯を抜かないで治療できる可能性が高くなります。
    一方、治療期間が長くなることや協力が悪いと効果が充分に得られないなど欠点もあります。[当院ホームページ-早期治療参照]
    治療する歯科医側にもstep by stepの緻密な治療が要求されます。[主な症例ー歯のデコボコ(叢生)その1、その2、その3参照]
    私の開始の目安は4本の前歯と第1大臼歯が生えた時期です。
    ただし上記のように治療期間が長くなるため、可能な限り治療の開始は遅らせるようにしています。
    最初の検査では歯のレントゲンだけではなく、顔のレントゲンから上あごと下あごの問題がないかなども考慮して治療の開始時期を決めます。
    もちろん同様のケースを治した経験も重要な基準になります。
    お子さんのデータがありませんので、はっきりしたことは言えませんが、歯列の著しい狭窄、永久歯のはえるスペースの不足あるいは骨格の不正がなければ1年ぐらいは様子をみても良いかもしれません。
    先生にそれらの点を質問された上で判断されることをお勧め致します。
    同様の開始時期に関する質問には新着お悩み相談2月11日分でお答えしましたのでこちらも参考にして下さい。

  • 2005年5月14日 愛知県 35歳の男性

    Q

    ホームページをみて、第一印象として、広瀬矯正歯科さんと相談したいと思いました。私はいわゆる受け口です。主な症例で紹介されている外科的矯正治療その2に近いと思います。外科的矯正治療その2での自己負担額はトータルでいくら位になりますでしょうか。また、愛知県から神戸は遠いということもあり、通院回数はどの程度になりますでしょうか。

    愛知県に住む会社員です。
    これまで、あまり気にしてなかったのですが、社会人となり、様々な人々との付き合いが増えてくる中、最近特に気になるようになりました。
    ホームページをみて、第一印象として、広瀬矯正歯科さんと相談したいと思いました。
    私はいわゆる受け口です。
    主な症例で紹介されている外科的矯正治療その2に近いと思います。
    それ方よりも下顎が出ていると思います。
    そこで、矯正したいと思っているのですが、矯正治療をする際に装着する装置は、いかにも矯正しているという感じで、毎日仕事柄色々な人と会う機会があるので恥ずかしいのですが、解決手段は他にありますでしょうか?
    また、主な症例で紹介されている外科的矯正治療その2での自己負担額はトータルでいくら位になりますでしょうか。
    上の質問での解決手段により、さらにコストアップしますでしょうか。
    それはどのくらいでしょうか。
    また、愛知県から神戸は遠いということもあり、通院回数はどの程度になりますでしょうか。
    実際に伺うのが一番よいと思いますが、答えていただける範囲でお願い致します。
    必要でしたら写真を撮ってお送りしたいと思います。
    以上、よろしくお願い致します。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    最近は歯の内側に装置を付ける方法を取り入れている医院もありますが、残念ながら当院ではその方法は導入しておりません。
    歯の表面に装置とワイヤーを付ける方法になってしまいますので患者さんには見た目に関してはある程度我慢して頂いています。
    保険の適用になるのはこの方法になります。
    費用に関しては期間、使用する装置によって多少差がでてきますが、症例2の方で保険適用の自己負担は総額30万円ほどです。
    それに外科手術の費用が加算されます。
    外科手術の費用については新着お悩み相談2月5日分あるいは社会保険庁ホームページ「高額療養費」を参考にして下さい。
    通院回数は基本的に月に1度ですが手術前には2度来て頂くこともあります。
    ですから12回×年数+αと考えて下さい。
    上記の内容に納得して頂けましたら、一度相談の予約をお取りください。
    あなたのお口の状態を拝見した上で矯正治療法、手術の術式および装置の種類に関して詳しく説明させて頂きます。

  • 2005年5月12日 兵庫県尼崎市立花町 31歳の女性

    Q

    上前歯の歯並びを良くしたいと思っています。上前センターの歯の右隣の歯が奥に引っ込んで、その右隣の糸切り歯(犬歯?)が覆い被さるよう出っ張っています。その2本をできるだけ短期間で簡易に矯正したいと思っています。

    上前歯の歯並びを良くしたいと思っています。
    上前センターの歯の右隣の歯が奥に引っ込んで、その右隣の糸切り歯(犬歯?)が覆い被さるよう出っ張っています。
    その2本をできるだけ短期間で簡易に矯正したいと思っています。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    センターの2本の前歯の左右にある歯は形態から判断すると犬歯のように見えます。
    犬歯だとすると奥に引っ込んでいる歯は2本あるはずですが右だけだとすると左は先天的に欠如しているか骨の中に埋伏しているかあるいはすでに抜歯されているものと考えられます。
    とりあえず、1本のみ残っているとして話を進めます。
    右の引っ込んでいる歯とその右隣の犬歯をできるだけ簡易に矯正したいとのことですが、その条件で治療するとすればまず、上の歯列前方部を左右に拡げた後、センターの2本の前歯を左に寄せ、引っ込んだ歯を並べるスペースを作ってから前方に出すという方法になると思います。
    この方法だと上のみの部分矯正で期間も1年ぐらいで済むかも知れません。
    しかし矯正の専門医であれば通常よほどの事情がない限り上記のような治療法を選択することはないでしょう。
    なぜなら上下の歯のまん中の線が大きくずれることになりますし、現在の上下の歯の咬み合わせから推測すると、前方に出して並べた歯も安定せず、後戻りを起こしやすい状態になることが予想されるからです。
    写真では奥歯の咬み合わせや引っ込んでいる歯が1本なのか2本なのか、またその歯の大きさや位置もわかりませんので、あくまでも可能性としてですが、あなたの場合は1本から4本の歯を抜歯する本格矯正の適用だと考えます。
    確かに誰もができるだけ早く、簡単な方法で治療したいと思うのは仕方のないことですが、中途半端な治り方でしっかり咬めず、その上一時的に治っただけですぐに元にもどってしまうような治療では意味がありません。
    矯正専門医のもとで、検査、診断の上、部分矯正にしろ本格矯正にしろそれぞれのメリット、デメリットをしっかり聞かれ、納得された上で治療を開始されることをお勧め致します。

  • 2005年5月10日 福井県大飯郡高浜町 2歳2ヶ月の女の子

    Q

    2歳の子供が噛み合わせた時に下の歯が見えないくらい上の歯が深くかぶさっています。永久歯に生え替わるころには治るものでしょうか。治療した方が良いのなら、いつ頃どんな治療をしたらよいのか教えてください。

    こんにちは。
    2歳2ヶ月と7ヶ月になる子どものことです。
    2歳の子は、噛み合わせた時に、下の歯が見えないくらい上の歯が深くかぶさっています。
    永久歯に生え替わるころには治るものでしょうか。
    それとも出っ歯になる可能性もあるのでしょうか。
    また、7ヶ月の子は、下の歯が4本、上の歯が2本生え始めていますが、下の歯がすでに前後に乱れて、少し曲がって生え始めています。
    3ヶ月ころから指吸いがあるのですが、それが原因でしょうか。
    永久歯に生え替わる時も乱れて生えるのでしょうか。
    それぞれに治療した方が良いのなら、いつ頃どんな治療をしたらよいのか教えてください。
    よろしくお願いします。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    2歳2ヶ月と7ヶ月のお子さんとのことですが矯正を開始するにはまだ早い年令です。
    私達は暦齢年令でなく、歯牙年令で開始の時期を決めることが多いのですが、年令の目安は早くて6歳頃とお考え下さい。
    「下の歯が見えないくらい上の歯が深くかぶさっています。」に関してはまだ現在の段階ではそれだけで出っ歯になるとは限りませんので心配なさらないでください。
    「下の歯が すでに前後に乱れて、少し曲がって生え始めています。」に関しては指吸いと関係がある可能性はありますが現時点では心配ありません。
    子供の指吸いは長期間に及ぶと歯並びだけでなく骨格にも悪い影響を与えることがあります。
    しかし4、5歳ぐらいまでに直したらそれほど悪い影響が残ることはまずありません。
    もちろん早めに直すにこしたことはありませんが、無理に直そうとするとかえって心理的に悪いこともありますからもうしばらく見守ってあげて下さい。
    実際の治療内容に関しては当院ホームページの治療の考え方ー早期治療(子供の矯正)および主な症例ー出っ歯(上顎前突)その1、その2、歯のデコボコ(叢生)その1、その2、その3を御覧下さい。
    6歳頃になっても現在の状態が続いているようでしたら矯正専門医に相談に行かれることをお勧め致します。

  • 2005年5月8日 兵庫県神戸市兵庫区 18歳の女性

    Q

    矯正した人がクラリネットを続けることは可能ですか?後戻りの可能性が大きいのでは、と不安です。

    初めまして。
    大学生になって1ヶ月になります。
    出っ歯が気になるということで中2の冬から矯正を始め、今年の3月からようやくリテーナーになりました。
    書いておいたほうがいいのか分かりませんが、診断結果は上下顎前歯の突出を伴う骨格性下顎前突でした。
    高校では吹奏楽部でクラリネットを吹いていたので、大学でも続けたいと思っています。
    今のところ、リテーナーの終日装用が終わる半年後、つまり9月あたりからの入部を考えています。
    その頃には今はぐらぐらな歯が固まると、先生が言っていたからです。
    でも、入部すれば週3日5時間吹くことになるので、いくら歯が固まったといってもその時点で入部するのはやはり後戻りの可能性が大きいのでは、と不安です。
    気にしなくても大丈夫なのかどうか、教えていただきたいです。
    治療が完璧に終わってからのほうがいいということになると、それまでに1~2年かかるということなので、大学で吹奏楽をするのは諦めなければならないかなと思います。
    でも、高校の吹奏楽仲間が楽団を作っていて楽しそうなので、(もちろん治療が終わってから)入りたいと思っています。
    その楽団の練習量は今のところ土日のみで5時間ぐらい練習しているということですが、この先、平日にも練習を入れていくかもしれないそうです。
    この場合、入って吹いていても後戻りを心配することはないでしょうか。
    というか、矯正した人がクラリネットを続けることは可能ですか?
    私は音がきれいだと言われるし、吹くときに力が入りすぎているということもないんですが。
    ちなみに、私はプロになりたいわけでもなく、趣味として続けていきたいと思っています。
    質問は二つあるんですが、長くてわかりにくかったらすみません。
    答えていただけたら嬉しいです。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    クラリネットを吹くことによる後戻りについてのお尋ですが、上の前歯を前方へ押すような力がかかるのでしたら、後戻りは起こると考えるのが自然です。
    押す力が大きいほど、時間が長いほど、また吹く頻度が高いほど後戻りは起こりやすいということになります。
    半年後のある程度安定した時点以降の方が、今すぐ始めるよりはもちろん良いと思いますが、それでもやはり後戻りを助長することになるでしょう。
    1年後でも2年後でもそれは一緒です。
    一番良いのはクラリネットから他の楽器に変えることですがなかなかそういうわけにはいかないでしょうね。
    そこで妥協的な案ですがリテーナー装着の期間を伸ばすというのはどうでしょう。
    当院においても保定期間が過ぎてからも後戻りの傾向がある方にはそれ以降も週に1,2度就寝時に使用してもらうようにしています。
    ですから例えばあなたの場合なら保定期間が過ぎてからもクラリネットを吹いている限りは、長時間練習した日の夜間に使用するなどです。
    そうすればクラリネットを続けても最小限の後戻りで済むでしょう。
    ただし日中の練習時に前方へ出た歯を夜間リテーナーをつけることにより内側に押すわけですから厳密に言うと歯にとっては良くない動きを強いることになります。
    できるだけ吹く時には歯に力をかけないようにされるのが無難です。

  • 2005年5月6日 山形県酒田市高見台 16歳の女性

    Q

    矯正歯科で反対咬合と診断され、外科処置を進められました。外科処置を行うと下顎を動かしますが、そうすると舌が窮屈になったり、発音がしにくくなるということはありますか。

    はじめまして、16歳高校生です。
    私は矯正歯科で反対咬合と診断され、外科処置を進められました。
    外科処置を行うと下顎を動かしますが、そうすると舌が窮屈になったり、発音がしにくくなるということはありますか。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    反対咬合を外科処置で治療する場合下顎を後方に移動させるため、確かに舌の置かれる空間は減少します。
    そのため舌自体が大きい時は舌を小さくする手術を併用することがあります。
    しかし、実際に舌を小さくしなければならないのはまれなことです。
    大きさよりも位置と動きに問題があることの方が圧倒的に多いからです。
    舌は本来その先端を上の前歯の根元の歯茎付近につけているのが正しいのですが、反対咬合の方の場合、舌が下がり、なかには歯の上に乗せていることもあります。
    通常はこのような状態が認められる時は舌のトレーニングを行ないます(当院ホームページ MFT 参照)。
    ですからあなたが心配されるように窮屈に感じるということはよほどのことがない限りないと考えて良いでしょうが、舌癖がある場合は後戻りなどの方が心配です。
    また発音に関しては前歯の咬み合わせが正常になることによりむしろ良くなる可能性の方が高いと思われます。
    ただ発音にも舌の問題が関係しています。
    以前舌癖についての質問にくわしくお答え致しましたので当院ホームページ-新着お悩み相談-4月20日分を参考にして下さい。
    納得のいかれるまで担当医に話を聞いてから治療を開始することをお勧め致します。

  • 2005年5月3日 岐阜県多治見市坂上町 28歳の女性

    Q

    開咬症ですが、外科的手術を一昨年受けて一年ほどリテーナーをつけていました。後戻りが出始めてきて、矯正装置をつけたほうが良いといわれました。そのために抜歯が必要だといわれましたが、健康な歯を抜くのに抵抗があります。

    開咬症ですが、外科的手術を一昨年受けて一年ほどリテーナーをつけていました。
    後戻りが出始めてきて、矯正装置をつけたほうが良いといわれました。
    そのために抜歯が必要だといわれましたが、健康な歯を抜くのに抵抗があり、もう少し早い段階でこの治療が出来なかったのかな、という思いもありますが、これはどの先生でも言われるでしょうか。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    外科矯正による手術を受けられた後にさらに歯を抜いて矯正しなければならない状況になった,あなたのやりきれない気持ちお察しします。
    不正咬合の中でも開咬は最も後戻りが起こりやすく安定しにくいものです。
    最初および現在の状態がどのようであるのか十分にわかりませんのであくまで推測ですが、後戻りの原因は舌癖の可能性が高いように思われます。
    もし原因が舌癖であれば小臼歯を4本抜いて再び矯正を行なっても同じように後戻りを繰り返す可能性があります。
    通常明らかに舌癖がある場合は舌を前方に出せないように防止する装置を使ったり[早期治療(子供の矯正)ー主な症例ー歯が咬み合わない(開咬)参照]、舌のトレーニングをしたり[MFT参照]、あるいはその両方を併用したりします。
    また開咬の状態によっては小臼歯を抜かずに治すことも可能です。[永久歯列期の治療(大人の矯正)ー主な症例ー歯が咬み合わない(永久歯開咬)参照]
    以上の点について担当医の意見を聞き、今後の治療に際して再度、話し合われることをお勧め致します。

  • 2005年5月1日 群馬県邑楽郡大泉町住吉 21歳の女性

    Q

    受け口で昔から悩んでいて、2年前くらいに歯だけで治す治療をしてしまったんです。最初は短期間で治るというリメットがあってそこにひかれて高いお金だして治したのですが、無理矢理出したので前歯がすごい傾いてるし奥歯の噛み合わせは治ってません・・・すごく不自然です。

    初めまして。
    群馬からなんですけど聞いて下さい。
    私は受け口で昔から悩んでいて、2年前くらいに歯だけで治す治療をしてしまったんです。
    最初は短期間で治るというリメットがあってそこにひかれて高いお金だして治したのですが、無理矢理出したので前歯がすごい傾いてるし奥歯の噛み合わせは治ってません・・・すごく不自然です。
    堂々と笑えないし口元が気になってしまい毎日苦痛です。
    手術を最近考えていますが何から始めていいか分からないし、差し歯の場合、術前矯正とかはどうなるのですか?
    差し歯の場合は歯を並べ変えれるからすぐ手術できるっていうのも聞いたことあります。
    全然わかわないので教えてくださいお願いします。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    どの方でも短期間で治る治療が魅力的に映るのは当然のことと思います。
    しかし、差し歯での治療は良い点ばかりでなく、デメリットもあるわけです。
    最近手術を考えておられるとのことですが今からでも外科矯正をすることは十分可能です。
    差し歯の場合でも天然歯と同様に歯の表面に装置を付けて術前矯正を行ないます。
    ただ差し歯の扱いをどうするかという点が問題になってきます。
    最終的には現在の差し歯は作り直しになる可能性が高いですが、現状のまま術前矯正を開始するか、あるいはいったん仮の差し歯に作り直してから術前矯正に入るかは上下のあごの位置関係や前歯の傾き、特にあなたの場合は上の前歯の根っこ(歯根)の傾きによって決まってきます。
    まずは外科矯正を手掛けている矯正専門医で検査をされ、診断してもらうことからスタートされるのが望ましいと思われます。

  • 2005年4月26日 アメリカ 14歳の女の子

    Q

    14才の娘の相談です。上顎前突との診断で小臼歯2本を抜歯する治療法をすすめられていますが、抜歯以外の矯正を希望しています。3年後には日本に戻る予定ですが、抜歯していますぐ矯正すべきか悩んでいます。

    主人の仕事の都合でアメリカ在住です。
    上顎前突との診断で小臼歯2本を抜歯する治療法をすすめられていますが、抜歯以外の矯正を希望しています。
    3年後には日本に戻る予定ですが、歯並びの悪さを放置したまま日本で治療すべきなのか、抜歯していますぐ矯正すべきか悩んでいます。
    また、上だけ小臼歯を抜歯してかみ合わせに弊害はないのでしょうか。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    小臼歯を抜かないで治療する方法は大きく2種類に分けられます。
    ”あごの成長を利用する方法” (治療の考え方-早期治療参照)と成長を利用できない場合の”5つの手段を用いる方法”(治療の考え方-非抜歯治療参照)です。
    前者の成長を利用する方法を適用できるのは当然のことながら成長がまだ残っていることが条件となります。
    お子さんの身長はこの1年間で何cm伸びましたか。
    身長の伸びがひとつの目安になります。身長が伸びているうちはあごも成長するからです。
    あごの成長が期待できるのならその人に適した装置を選択して成長を促す治療を行ないます。
    すべて永久歯にはえ代わった方でも私の予想を上回る成長があり、小臼歯を抜かないで治療できる場合もあります。
    一概に永久歯列になっているから可能性がないとは限りません。
    ポイントは成長があるかどうかです。
    後者の5つの手段を用いる方法で私が最もよく用いるのは1番目と2番目です。
    この方法は精密検査の上、経験に裏付けされた診断力と技術力があってはじめて成功するものです。
    お悩みの「歯並びの悪さを放置したまま日本で治療すべきなのか、抜歯していますぐ矯正すべきなのか」に関しては、理想を言いますとその状態を放置するよりは早く治療する方が良いと思います。
    しかし、上の前歯が大きく出ているため折る可能性がある、本人がすごく気にしていて精神衛生上よくない、あるいは咬み合わせが原因であごの関節がおかしいといった状態でない限り、歯を抜く治療ならいつでもできます。
    少しでも非抜歯での治療の可能性に期待されるのなら、帰国されてからでもよいかと思います。
    アメリカでも非抜歯治療をされている先生はおられますから、調べてみられたらどうでしょう。
    (Dr.Greenfieldが有名です。http://www.nextortho.com/)
    「上だけ小臼歯を抜歯してかみ合わせに弊害はないのでしょうか」とのお尋ねに関しては、本来上下左右4本の小臼歯を抜歯するのが原則ですが上下の大臼歯の前後的なずれが大きい場合は条件さえ整えばよく採用される方法です。
    心配されることはないでしょう。

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