新着お悩み相談

お悩みから探す

治療方法から探す

2018年03月

  • 2018年3月30日 女性

    Q
    出っ歯の顎変形症と以前診断されたのですが、矯正治療をせず外科手術だけを受けることは可能ですか?
    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    顎変形症の治療に矯正治療をせずに外科手術だけを受けることは可能か、というご質問ですが、以下の2点から基本的には難しいと思います。
    まず、矯正治療なしでは、安定した噛み合わせが得られないということです。
    主に受け口についてですが、外科手術だけで治療をしていた時代がありましたが、その結果が思わしくなかったことから矯正治療を併用するようになったという歴史があります。
    手術前後の矯正治療で、噛み合わせを安定させることが重要だということです。
    次に治療費についてですが、現在の保険診療のルールでは、矯正治療なしでの外科手術は保険の適用にならないため高額な手術費がかかることになります。

  • 2018年3月13日 兵庫県神戸市 38歳 男性

    Q
    メールにて失礼します。呼吸器科クリニックでの入院検査で、下顎がやや小さいため軽度の睡眠時無呼吸症候群と診断され、現在はマウスピースをはめて寝ています。(マウスピースなしでは寝られないというほどではないです)
    先日、矯正歯科で出っ歯とガタつきについて歯列矯正の相談をした際、小臼歯上下で4本抜歯で歯を後退させる矯正と判断されましたが、矯正後に口腔内が狭くなって、睡眠時無呼吸症候群が悪化したり、日常生活で舌が窮屈に感じたりすることはないでしょうか?
    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    前歯の後退によって、気道が狭くなるという研究発表は聴いたことがあります。
    ただそれがすぐに睡眠時無呼吸症候群の症状の悪化に繋がるかは、定かではありません。
    ちなみに矯正後に狭くなった気道は、その後少し回復するそうです。
    逆に、外科手術で上下顎を前方に移動することによって気道が拡がったり、小児期に狭い歯列を側方への拡大や下顎の成長促進を行うことによって睡眠呼吸検査の結果が改善したしたという発表などもあります。
    一般的に矯正治療で4本の抜歯を行うことは珍しいことではありません。
    その結果、睡眠時無呼吸症候群を発症したという患者さんからの相談を受けた経験は、私には今のところありません。
    適正な位置に前歯を位置付ければ、ほとんど問題はないと思います。
    もちろん前歯の位置だけの問題ではなく、肥満なども原因になりますから、それらにも注意が必要です。

TOP