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2005年05月

  • 2005年5月8日 兵庫県神戸市兵庫区 18歳の女性

    Q

    矯正した人がクラリネットを続けることは可能ですか?後戻りの可能性が大きいのでは、と不安です。

    初めまして。
    大学生になって1ヶ月になります。
    出っ歯が気になるということで中2の冬から矯正を始め、今年の3月からようやくリテーナーになりました。
    書いておいたほうがいいのか分かりませんが、診断結果は上下顎前歯の突出を伴う骨格性下顎前突でした。
    高校では吹奏楽部でクラリネットを吹いていたので、大学でも続けたいと思っています。
    今のところ、リテーナーの終日装用が終わる半年後、つまり9月あたりからの入部を考えています。
    その頃には今はぐらぐらな歯が固まると、先生が言っていたからです。
    でも、入部すれば週3日5時間吹くことになるので、いくら歯が固まったといってもその時点で入部するのはやはり後戻りの可能性が大きいのでは、と不安です。
    気にしなくても大丈夫なのかどうか、教えていただきたいです。
    治療が完璧に終わってからのほうがいいということになると、それまでに1~2年かかるということなので、大学で吹奏楽をするのは諦めなければならないかなと思います。
    でも、高校の吹奏楽仲間が楽団を作っていて楽しそうなので、(もちろん治療が終わってから)入りたいと思っています。
    その楽団の練習量は今のところ土日のみで5時間ぐらい練習しているということですが、この先、平日にも練習を入れていくかもしれないそうです。
    この場合、入って吹いていても後戻りを心配することはないでしょうか。
    というか、矯正した人がクラリネットを続けることは可能ですか?
    私は音がきれいだと言われるし、吹くときに力が入りすぎているということもないんですが。
    ちなみに、私はプロになりたいわけでもなく、趣味として続けていきたいと思っています。
    質問は二つあるんですが、長くてわかりにくかったらすみません。
    答えていただけたら嬉しいです。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    クラリネットを吹くことによる後戻りについてのお尋ですが、上の前歯を前方へ押すような力がかかるのでしたら、後戻りは起こると考えるのが自然です。
    押す力が大きいほど、時間が長いほど、また吹く頻度が高いほど後戻りは起こりやすいということになります。
    半年後のある程度安定した時点以降の方が、今すぐ始めるよりはもちろん良いと思いますが、それでもやはり後戻りを助長することになるでしょう。
    1年後でも2年後でもそれは一緒です。
    一番良いのはクラリネットから他の楽器に変えることですがなかなかそういうわけにはいかないでしょうね。
    そこで妥協的な案ですがリテーナー装着の期間を伸ばすというのはどうでしょう。
    当院においても保定期間が過ぎてからも後戻りの傾向がある方にはそれ以降も週に1,2度就寝時に使用してもらうようにしています。
    ですから例えばあなたの場合なら保定期間が過ぎてからもクラリネットを吹いている限りは、長時間練習した日の夜間に使用するなどです。
    そうすればクラリネットを続けても最小限の後戻りで済むでしょう。
    ただし日中の練習時に前方へ出た歯を夜間リテーナーをつけることにより内側に押すわけですから厳密に言うと歯にとっては良くない動きを強いることになります。
    できるだけ吹く時には歯に力をかけないようにされるのが無難です。

  • 2005年5月6日 山形県酒田市高見台 16歳の女性

    Q

    矯正歯科で反対咬合と診断され、外科処置を進められました。外科処置を行うと下顎を動かしますが、そうすると舌が窮屈になったり、発音がしにくくなるということはありますか。

    はじめまして、16歳高校生です。
    私は矯正歯科で反対咬合と診断され、外科処置を進められました。
    外科処置を行うと下顎を動かしますが、そうすると舌が窮屈になったり、発音がしにくくなるということはありますか。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    反対咬合を外科処置で治療する場合下顎を後方に移動させるため、確かに舌の置かれる空間は減少します。
    そのため舌自体が大きい時は舌を小さくする手術を併用することがあります。
    しかし、実際に舌を小さくしなければならないのはまれなことです。
    大きさよりも位置と動きに問題があることの方が圧倒的に多いからです。
    舌は本来その先端を上の前歯の根元の歯茎付近につけているのが正しいのですが、反対咬合の方の場合、舌が下がり、なかには歯の上に乗せていることもあります。
    通常はこのような状態が認められる時は舌のトレーニングを行ないます(当院ホームページ MFT 参照)。
    ですからあなたが心配されるように窮屈に感じるということはよほどのことがない限りないと考えて良いでしょうが、舌癖がある場合は後戻りなどの方が心配です。
    また発音に関しては前歯の咬み合わせが正常になることによりむしろ良くなる可能性の方が高いと思われます。
    ただ発音にも舌の問題が関係しています。
    以前舌癖についての質問にくわしくお答え致しましたので当院ホームページ-新着お悩み相談-4月20日分を参考にして下さい。
    納得のいかれるまで担当医に話を聞いてから治療を開始することをお勧め致します。

  • 2005年5月3日 岐阜県多治見市坂上町 28歳の女性

    Q

    開咬症ですが、外科的手術を一昨年受けて一年ほどリテーナーをつけていました。後戻りが出始めてきて、矯正装置をつけたほうが良いといわれました。そのために抜歯が必要だといわれましたが、健康な歯を抜くのに抵抗があります。

    開咬症ですが、外科的手術を一昨年受けて一年ほどリテーナーをつけていました。
    後戻りが出始めてきて、矯正装置をつけたほうが良いといわれました。
    そのために抜歯が必要だといわれましたが、健康な歯を抜くのに抵抗があり、もう少し早い段階でこの治療が出来なかったのかな、という思いもありますが、これはどの先生でも言われるでしょうか。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    外科矯正による手術を受けられた後にさらに歯を抜いて矯正しなければならない状況になった,あなたのやりきれない気持ちお察しします。
    不正咬合の中でも開咬は最も後戻りが起こりやすく安定しにくいものです。
    最初および現在の状態がどのようであるのか十分にわかりませんのであくまで推測ですが、後戻りの原因は舌癖の可能性が高いように思われます。
    もし原因が舌癖であれば小臼歯を4本抜いて再び矯正を行なっても同じように後戻りを繰り返す可能性があります。
    通常明らかに舌癖がある場合は舌を前方に出せないように防止する装置を使ったり[早期治療(子供の矯正)ー主な症例ー歯が咬み合わない(開咬)参照]、舌のトレーニングをしたり[MFT参照]、あるいはその両方を併用したりします。
    また開咬の状態によっては小臼歯を抜かずに治すことも可能です。[永久歯列期の治療(大人の矯正)ー主な症例ー歯が咬み合わない(永久歯開咬)参照]
    以上の点について担当医の意見を聞き、今後の治療に際して再度、話し合われることをお勧め致します。

  • 2005年5月1日 群馬県邑楽郡大泉町住吉 21歳の女性

    Q

    受け口で昔から悩んでいて、2年前くらいに歯だけで治す治療をしてしまったんです。最初は短期間で治るというリメットがあってそこにひかれて高いお金だして治したのですが、無理矢理出したので前歯がすごい傾いてるし奥歯の噛み合わせは治ってません・・・すごく不自然です。

    初めまして。
    群馬からなんですけど聞いて下さい。
    私は受け口で昔から悩んでいて、2年前くらいに歯だけで治す治療をしてしまったんです。
    最初は短期間で治るというリメットがあってそこにひかれて高いお金だして治したのですが、無理矢理出したので前歯がすごい傾いてるし奥歯の噛み合わせは治ってません・・・すごく不自然です。
    堂々と笑えないし口元が気になってしまい毎日苦痛です。
    手術を最近考えていますが何から始めていいか分からないし、差し歯の場合、術前矯正とかはどうなるのですか?
    差し歯の場合は歯を並べ変えれるからすぐ手術できるっていうのも聞いたことあります。
    全然わかわないので教えてくださいお願いします。

    A

    広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
    どの方でも短期間で治る治療が魅力的に映るのは当然のことと思います。
    しかし、差し歯での治療は良い点ばかりでなく、デメリットもあるわけです。
    最近手術を考えておられるとのことですが今からでも外科矯正をすることは十分可能です。
    差し歯の場合でも天然歯と同様に歯の表面に装置を付けて術前矯正を行ないます。
    ただ差し歯の扱いをどうするかという点が問題になってきます。
    最終的には現在の差し歯は作り直しになる可能性が高いですが、現状のまま術前矯正を開始するか、あるいはいったん仮の差し歯に作り直してから術前矯正に入るかは上下のあごの位置関係や前歯の傾き、特にあなたの場合は上の前歯の根っこ(歯根)の傾きによって決まってきます。
    まずは外科矯正を手掛けている矯正専門医で検査をされ、診断してもらうことからスタートされるのが望ましいと思われます。

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