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日本顎変形症学会第22回教育研修会「ClassⅡの顎変形症治療」を試聴して

2026年6月25,26日に開催される第36回特定非営利活動法人日本顎変形症学会学術大会に先立ち、このたび、第22回教育研修会「ClassⅡの顎変形症治療」をオンラインにて視聴し受講しました。

本研修会のプログラムは、まず顎変形症学会認定医試験に関する説明が、口腔外科および矯正歯科のそれぞれの立場から行われました。続いて、「ClassⅡにおける顎矯正手術の基本と注意点」、「ClassⅡの顎変形症治療(口腔外科の観点から)」の講演があり、最後に大阪大学大学院歯学研究科顎顔面口腔矯正学講座 山城隆先生および伊藤慎将先生による「骨格性上顎前突の外科的矯正歯科治療の手順」が講演されました。

私は第1回の認定医試験を受験し資格を取得していますが、本資格は5年ごとの更新が必要です。今回、更新に関する情報の把握を期待していたものの、矯正歯科領域における更新制度についての具体的な説明はなされなかった点がやや残念でした。しかしながら、せっかく取得した資格であるため、更新を行いたいと考えています。

講演内容の中でも、特に最後の「骨格性上顎前突の外科的矯正歯科治療の手順」は非常に有用であり、自身の知識の再整理に役立ちました。当院における顎変形症治療の傾向として、初期には下顎前突症例が大半を占めていましたが、その後、顔面非対称症例が増加し、近年では下顎後退を伴う上顎前突症例の割合が増加しています。

上顎前突の外科的矯正治療は、不正の程度にもよりますが、顎変形症治療の中でも特に難易度が高いと感じています。その理由として、咬合の安定性と顎関節への負荷の双方を高いレベルで考慮する必要がある点が挙げられます。さらに、上顎前突症例では治療開始前から顎関節症の臨床症状を有する割合が高いことも、治療をより複雑にしている要因であると考えられます。今後は、口腔外科医との連携を一層強化し、より良好な治療結果を得られるよう研鑽を積んでいきたいと思います。

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