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活動報告
第68回近畿東海矯正歯科学会に参加して
2026年6月28日、岐阜市の長良川国際会議場において、第68回近畿東海矯正歯科学会が開催されました。
本学会では、学術口演、特別講演2題を含む講演、学術展示、一般症例展示、認定医更新用症例報告、ランチョンセミナー、商社展示など、例年どおり充実したプログラムが企画されていました。
今回、私は一般症例展示において、「上顎両側犬歯の先天性欠如を伴う骨格性III級症例」を出展しました。これまで学術口演や学術展示での発表経験はありましたが、本学会で症例展示を行うのは初めてでした。本症例は、以前より先輩から「非常に稀な症例であり、論文にすることを検討してはどうか」と助言をいただいたことがある症例です。今回は模型と治療経過をまとめた資料による展示という形式でしたが、多くの先生方に症例をご覧いただく機会となり、大変有意義な経験となりました。
特別講演では、東京都で開業されている渡辺和也先生が「治療を成功に導く3つの歯車について」と題して講演されました。「矯正診断」「矯正装置」「治療メカニクス」の3要素を歯車に例え、それぞれが適切にかみ合うことで治療を効率的かつ確実に成功へ導くという考え方について、症例を交えながらご講演されました。
また、鶴見大学矯正学講座教授の友成博先生は、「国民が求める広告可能な矯正歯科専門医制度の構築に向けて」と題して講演されました。2024年の医療広告ガイドラインの一部改正により、日本歯科専門医機構が認定する基本診療領域の専門医資格として「矯正歯科専門医」の広告が可能となったことを踏まえ、新たな専門医制度の概要や、新規・更新申請の要件、さらに最近の制度改訂について詳しく解説されました。
私自身も来年に専門医更新を控えているため、大変興味深く拝聴しました。一方で、これまで制度改正や名称変更など幾度もの変遷を経験してきた立場から、改めて制度の複雑さも実感しました。
今回は聴講だけでなく、自ら症例展示という形で学会に参加できたことで、例年以上に充実した一日となりました。この経験を今後の臨床や学術活動に生かし、引き続き研鑽を積んでいきたいと思います。


