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2025年Case Presentationに参加して

2025年6月29日、東京・お茶の水の杏雲ビルにて、Case Presentationが開催されました。
今回の開催は新執行部体制にとって初めての公式行事となり、多くの参加者が期待と新鮮な気持ちで集いました。司会は惣卜先生が務められ、開会とともに、まず新会長に就任された文野弘信先生より、今後の活動への抱負とともに温かいご挨拶がありました。続いて、今期よりCase Presentation担当理事として新たに任命された西村亮先生からも、今後の運営への意気込みを感じさせる挨拶がありました。

その後、今年秋に鹿児島で開催予定の第42回学術大会について、西川嘉明大会長より熱意あふれる紹介がなされました。遠方での開催というハンデがあるものの、参加者からも期待の声が多く聞かれました。

本会の中心となる症例展示・発表には、今年は例年を上回る19症例が集まりました。参加者は、症例パネルやファイル内の診断説明の記述、治療手順の写真に見入っていました。参加者同士の議論が活発で、症例の内容に対して多角的な視点から意見が交わされる場面が多く見られたのが印象的でした。

昼の休憩を挟んで、午後からは症例発表の時間となりました。発表者は各自20分の持ち時間で、症例の特徴から診断、具体的な治療手順、緻密な考察や工夫に富んだプレゼンテーションを行い、その後の質疑応答では鋭い質問や実践的なコメントが交わされました。特に若い先生方の積極的な姿勢が目立ち、ベテランの先生方に引けを取らない鋭い指摘や的確な問いかけがなされていたことは、今後の矯正界を担う人材の成長を感じさせるものでした。

会場全体に一体感が生まれ、参加者同士の距離もぐっと縮まったように感じられました。旧知の仲間と再会を喜び合う姿や、新しい交流が生まれる場面も多く見られ、この会が単なる学術発表の場にとどまらず、人と人とをつなぐ貴重な機会であることを改めて実感しました。

全ての発表が終了した後、西村理事より今回のアワード受賞者の発表があり、4名の先生が優れた症例報告に対して表彰を受けました。受賞者の簡潔ながらも喜びに満ちた一言コメントのあと、会場全体から温かい拍手が送られ、晴れやかな雰囲気に包まれました。

最後に、永田賢司相談役による総評があり、全体を振り返っての丁寧な講評が述べられました。深井副会長の閉会の辞をもって本会は無事に締めくくられ、その後、参加者全員で記念撮影を行い、名古屋や関西から参加された先生方と共に帰路に就きました。

なお、個人的には10年間続けてきた症例発表を今回見送ることとなり、一抹の寂しさもありましたが、多くの優れた発表や議論を間近で見ることができ、学ぶことの多い充実した一日となりました。若い世代の成長を肌で感じ、安心と刺激の両方を受け取る機会にもなりました。

改めて、西村理事をはじめとする関係者の皆様に深く感謝申し上げるとともに、今秋の鹿児島大会がさらに意義深く、実りあるものとなることを心より願っております。

  文野会長挨拶
  西村担当理事挨拶
  西川大会長挨拶
   症例閲覧
  アワード発表
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