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活動報告
第45回日本口蓋裂学会を視聴して
第45回日本口蓋裂学会は、当初2021年5月20日、21日に兵庫県の宝塚ホテルにおけるライブとオンデマンド配信のハイブリッド開催される予定でした。
しかし、兵庫県下での緊急事態宣言発令により現地での開催がなくなり、オンデマンドでの視聴のみとなりました。
メインテーマは『技術革新の恩恵』で、特別講演、2つの教育講演、4つのシンポジウム、一般口演、イブニングセミナー、ランチョンセミナー、そして音声言語Workshop、口唇裂・口蓋裂認定師申請単位取得セミナーなどで構成されていました。
教育講演では、東京医科歯科大学の井関祥子教授による「技術革新による口唇口蓋裂研究の発展」で、過去20年ほどの間に遺伝子解析や遺伝子改変の技術が進み、分子レベルでの先天異常の原因や発症メカニズムの解明が飛躍的に進んだというお話でした。
特に印象に残ったのは、「シンポジウムⅠ口唇口蓋裂チーム医療」で、当院も中央市民病院歯科口腔外科やこども病院形成外科との連携において大いに参考になる内容でした。
この学会は矯正歯科だけではなく、口腔外科、形成外科、耳鼻咽喉科、音声言語、補綴、小児歯科など複数の分野の専門の先生方で構成され、それぞれの分野からの発表があります。
今回はオンデマンド配信ということもあり、時間的にも余裕があったため、矯正歯科分野の発表だけではなく、他分野の発表もたくさん聴くことができました。