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平成２３年９月８日、新梅田研修センターで行われた、『新素材で変わる治療コンセプト』を受講してきました。
　この講習会は、今矯正界で話題の新素材、GUMMETAL(ゴムメタル）矯正ワイヤーを臨床に応用するという内容でした。
　GUMMETALとはべータ型チタン合金で、２００３年、トヨタ中央研究所で開発された金属です。きわめてしなやかで超弾性的な性質を持ちながら自在に屈曲できる、摩擦が小さい、為害性がないなどの特徴があります。
　元々矯正治療用に開発された金属ではなく、眼鏡フレームやあの石川遼選手（２０１０年まで）や伊達公子選手が愛用しているゴルフクラブ、テニスラケットなどに使われているそうです。
　これを矯正治療に応用することによって、治療期間の短縮、手順の単純化、疼痛軽減などを目指すことが目的になります。
　講師は神奈川歯科大学の長谷川信先生で、ワイヤーの開発から、特性、そして臨床応用についての考え方や実際の臨床例の解説と、大変濃い内容のお話をして頂けました。
　先生の卓越した診断能力と臨床技術,そして優れた特性を持つGUMMETALに多くの得るところがありました。今後の当院での治療に応用し、より質の高い治療結果を目指したいと思います。

講師の長谷川信先生です。