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受け口・しゃくれ(下顎前突) 外科的矯正治療(保険適用)
20代女性 受け口が気になり、来院
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Before
After
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症例情報
主訴 受け口が気になり、来院 診断名あるいは主な症状 顎変形症、下顎前突 治療期間・回数 3年10か月 年齢 20代 女性 治療に用いた主な装置 エッジワイズブラケット、オルソ・ファンクショナル・サージカルスプリント 抜歯部位 小臼歯4本 治療費概算 総額約30万円です。(公的医療保険が適用されています。これ以外に外科手術の費用がかかりますが、公的医療保険に加え高額療養費制度の適用になります。) リスク副作用 矯正治療には、う蝕や歯肉炎・歯周病、歯根吸収、歯肉退縮 などのリスクがあります。(リスク・副作用参照)
外科手術のリスクには、出血、腫れ、しびれ等があります。 -
上顎の劣成長と下顎の過大、顔の非対称および上顎前歯の前方への傾斜と下顎前歯のデコボコが認められます。
顎変形症、下顎前突と診断しました。
治療方針は、上下左右の第1小臼歯4本を抜歯し、そのスペースを利用して前歯のデコボコをとり、さらに後方に引っ込めます。
そして外科手術によって上顎を前方に移動し、下顎は少し後方に移動する予定です。小臼歯4本の抜歯も終わり、エッジワイズブラケットを付け、歯の移動を始めたところです。
治療開始1年3か月後で、前歯を引っ込めているところです。
まだスペースがたくさん残っています。治療を開始してちょうど2年です。
抜歯してできたスペースもすべてなくなりました。
外科手術の準備を始めます。手術前には必ずレントゲン上での計画(ペーパーサージェリー)と模型上でのより具体的な計画を立てます。(モデルサージェリー)
上あごは前方へ3mm、右へ1mm,(Le Fort 1型)、下あごを右側4mm、左測3mm後方へ移動します(IVRO) 。退院して来院された時は、手術前に製作して渡しておいたオルソ・ファンクショナル・サージカルスプリントを付け、ゴムをかけた状態です。
来院されたのは手術から10日経っていましたが、手術後5日で退院されたそうです。
顔の腫れもほとんどありませんでした。手術後3ヶ月が経ち、下顎が安定してから4ヶ月間微調整をして、装置を外せる状態になりました。
口元も咬み合わせも非常に良くなりました。
治療期間は3年10か月です。ここまでの費用は、総額約30万円です。(公的医療保険が適用されています。これ以外に外科手術の費用がかかりますが、公的医療保険に加え高額療養費制度の適用になります。)
- 矯正治療には、う蝕や歯肉炎・歯周病、歯根吸収、歯肉退縮 などのリスクがあります。(リスク・副作用参照)
- 外科手術のリスクには、出血、腫れ、しびれ等がありますが、詳しくは顎変形症に対する外科的矯正治療 神戸市立医療センター中央市民病院をご覧ください。