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「京都矯正歯科医会ー竹信俊彦先生講演会―」に参加して

 2024年9月12日、昨年に続き京都で開催された京都矯正歯科医会主催の大阪歯科大学口腔外科講座教授、竹信俊彦先生の講演会に参加してきました。今回も矯正医だけではなく、口腔外科医も参加されていました。 

 今回のテーマは、「執刀医目線で考える顎変形症の診断と手術計画」で、まず顎変形症患者を前にしたとき、執刀医として何を見て、どう考えているかの考察から始まり、以下の検査内容についての詳しい説明がありました。

 顔貌、咬合、顎運動や関節雑音の有無、既往歴、現病歴、服薬歴などの臨床審査、パノラマエックス線写真、頭部エックス線規格写真、スクリーニング血液検査、エックス線、顎関節MRI、骨シンチグラム:顎関節MRI、エックス線CT画像データより作成した顔面骨実態モデル。

 そしてこれらを元に、手術プランや移動量を考察し、特に非対称症例では、下顎下縁の輪郭を観察して追加手術等の要否を判断されているとのことでした。

 最後に、非対称が主な症状である第1第2鰓弓症候群のタイプ別の症例とそれに対する術式についての詳細な解説がありました。

 いつものように冗談を交えながらの明快な話ぶりで、あっという間に2時間が過ぎていました。

 今回は、講演会後の食事会にも参加させていただき、京都の矯正の先生だけでなく、口腔外科の先生ともいろいろな話ができ、有意義な時間を過ごさせていただきました。

        竹信 俊彦 教授
           集合写真!
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