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活動報告
第66回近畿東海矯正歯科学会に参加して
2024年6月16日に大阪の千里ライフサイエンスセンターで開催された第66回近畿東海矯正歯科学会に参加してきました。
新型コロナも第五類に移行して1年が経ったこともあり、600名以上の参加者があったそうです。
大会は招待講演1、特別講演2、学術口演4のほかコメディカルセクション、シンポジウム、学術展示、一般症例展示、
認定医更新用症例報告、矯正機材展示の構成でした。
今回私が注目していたのは招待講演と特別講演で、それぞれ昭和大学特任教授の槇 宏太郎先生と有本博英先生、青木泰樹
先生がご講演者でした。どの講演もテーマは『「良好な治療結果」の提供のために』で、サブテーマとして「アライナー
矯正の目指すべき方向」、「敵か味方か?矯正専門医のアライナー矯正 9年の経験からの洞察」、「診断からの装置選
択を考える」と題したものでした。3名の先生方の話は全てアライナー矯正を含んだ内容で非常に興味深いものでした。
その中でも槇教授は、アライナーの問題点として不完全な動画像シミュレーション、荷重メカニクス解明の難しさを述べ
られた上で、問題解決のための新たなコンピュータ・シミュレーション法や生体情報センサリング技術を紹介され、その
広い研究範囲と見識に圧倒されました。


