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2017年6月1日、東京で行なわれた近藤悦子先生のセミナーを受講してきました。　
　会場は、180名の定員が１ヶ月以上前に一杯になるだけあって、参加者の熱気で溢れ返っていました。
　体調が悪いと伺っておりましたが、１０年以上前に受講した時と同じく、エネルギッシュな話ぶりは健在でした。
　５２年の臨床経験の集大成と銘打たれただけあって、長い経験とその結果から導き出された、臨床のポイントがわかりやすく解説されました。
　『咬合だけではなく、舌位や頸部を見ることが重要で、まず鼻呼吸ができる環境を整える。そのためには上顎歯列のリシェープ（拡大）が必要である。そして舌や口唇のトレーニングを行う。それらによって、健康と長期間にわたる安定性が得られる。』
　カリスマ性のある先生ですが、それだけではなく実際に治療を終えた多くの臨床例と解剖学的な考察に裏付けされた説得力のある内容でした。
　そのほか近藤先生を師事する、MW研究会の４名の先生方の発表も大変素晴らしいものでした。　この後、台湾と中国でのセミナーも予定されており、どちらもさらに多く受講者が、世界各国から集まるとのことでした。

熱気あふれる会場！