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外科的矯正治療その9 20代女性 歯のデコボコとあごがないことを気にされて来院

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  • 症例情報

    主訴 歯のデコボコ、あごがないのが気になる
    診断名あるいは主な症状 顎変形症、上顎前突、叢生
    治療期間・回数 2年8ヶ月
    年齢 20代
    治療に用いた主な装置 エッジワイズブラケット、サージカルスプリント
    抜歯部位 上顎左右の第1小臼歯(計2本)
    治療費概算 270,000円(公的医療保険適用、高額療養費制度適用)
    リスク副作用 矯正治療には、う蝕や歯肉炎・歯周病、歯根吸収、歯肉退縮 などのリスクがあります。(リスク・副作用参照)
    外科手術のリスクには、出血、腫れ、しびれ等がありますが、詳しくは顎変形症に対する外科的矯正治療神戸市立医療センター中央市民病院をご覧ください。
  • 外科的矯正治療その9 20代女性 歯のデコボコとあごがないことを気にされて来院

    前歯のデコボコと下あごの成長不足による後退が認められます。
    顎変形症、上顎前突(下顎後方位)、叢生と診断しました。
    治療方針は、上顎左右の第1小臼歯を抜歯し、そのスペースを利用してデコボコを治し、外科手術によって上下顎のバランスを整えます。
    上顎骨を上方に、下顎骨を前方に、さらにオトガイ(あごの先)を前方に移動します。

    左右の写真を見比べて下さい。どちらも上下の歯を咬み合せた状態を下から撮ったものですが、右の方が上下の前歯の距離が大きいことがわかると思います。
    左はいつも咬んでいる位置、右は本来の咬む位置です。
    この方は、いつも下あごを前方にずらして咬んでいることを表しています。
    前方にずらしていることによって、顎関節が左右とも変形しています。
    ですから本来の下あごは、普段の位置より後方にあるということです。
    治療のゴールは本来のあごの位置で咬めるようにすることになります。

    小臼歯2本の抜歯が終わり、エッジワイズブラケットを付け、歯の移動を始めたところです。

    抜歯してできたスペースもすべてなくなりました。
    外科手術の準備を始めます。

    手術前には必ずレントゲン上での計画(ペーパーサージェリー)と模型上でのより具体的な計画を立てます。(モデルサージェリー) 上あごを上方へ2mm,(Le Fort 1型)、下あごを8mm前方へ移動します(SSRO) 。さらにオトガイを前方に8mm出しています(Genioplasty)。
    実際には下あごは、反時計方向への回転(Autorotation効果)によって、より前方に移動します。

    術後8日目の退院された時の状態です。
    オルソ・ファンクショナル・サージカルスプリント)を装着し、上下にゴムをかけています。
    まだ顔のはれや内出血が残っていました。

    2ヶ月後に術後矯正を開始しました。

    咬み合わせも安定してきたのでそろそろ装置をはずす準備に入ります。

    咬み合わせも顔立ちも非常によくなり、ご本人も大変満足されています。
    治療期間は2年8ヶ月です。

    ここまでの費用は、総額約27万円です。(公的医療保険が適用されています。これ以外に外科手術の費用がかかりますが、公的医療保険に加え高額療養費制度の適用になります。)

    リスク・副作用

    矯正治療には、う蝕や歯肉炎・歯周病、歯根吸収、歯肉退縮 などのリスクがあります。(リスク・副作用参照
    外科手術のリスクには、出血、腫れ、しびれ等がありますが、詳しくは顎変形症に対する外科的矯正治療 神戸市立医療センター中央市民病院をご覧ください。

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