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成人女性 引っ越しのため他県より転院

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    主訴 出っ歯と歯のデコボコ
    診断名あるいは主な症状 顎変形症
    年齢 20代 女性
    治療に用いた主な装置 オルソ・ファンクショナル・サージカルスプリント
    治療費概算 22万円(公的医療保険が適用されています。これ以外に外科手術の費用がかかりますが、公的医療保険に加え高額療養費制度の適用になります。)
    リスク副作用 矯正治療には、う蝕や歯肉炎・歯周病、歯根吸収、歯肉退縮 などのリスクがあります。(リスク・副作用参照)
    外科手術のリスクには、出血、腫れ、しびれ等があります。
  • ご主人の大阪転勤で、浜松の凌雲堂矯正歯科(鈴木善雄先生)より引き継ぐことになった方です。
    出っ歯と歯のデコボコが主訴です。
    下あごの成長が悪く、後退しているタイプの上顎前突です。
    顎変形症で、下あごを前方へ出す手術を前提にした、術前矯正中です。

     

     

    上下の歯が並びました。

     

     

    手術時には必ずレントゲン上での計画(ペーパーサージェリー)と模型上で、より具体的な計画を立てます。(モデルサージェリー)
    上顎は前方部において、Le Fort 1型で上方へ6mm,後方へ4mm移動、下顎は、IVROにより、上顎に合わせて反時計方向へ回転(autorotation)、さらにGenioplastyでオトガイを7mm前方移動することにしました。

     

     

    手術が終わり、退院当日にできるだけ来院しいただきます。この方は、退院日が当院の休診日だったため、退院の翌日に来院されました。退院は、手術後9日目でした。手術前に製作して渡しておいた装置(オルソ・ファンクショナル・サージカルスプリント)を入れ、ゴムをかけた状態で来ていただきます。まだ少しはれが残っていました。

     

    ゴムの掛け方の調整と開口訓練以外は、ほとんど何もせず、骨が固まるのを待ちました。
    手術後半年が経ち、咬み合わせも安定してきたため、そろそろ装置をはずします。

     

    顔貌、咬み合わせともに著しい改善がみられ、御本人も大変満足されています。
    小臼歯は、抜かずに治療しています。

     

    引き継ぎからここまでの費用は、総額約22万円です。(公的医療保険が適用されています。これ以外に外科手術の費用がかかりますが、公的医療保険に加え高額療養費制度の適用になります。)

     

    転院元の鈴木善雄先生の診療所(凌雲堂矯正歯科)でのスタート時の写真です。

     

     

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