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活動報告
第83回日本矯正歯科学会に参加して(院長)
2024年10月29日~31日、第83回日本矯正歯科学会が神奈川県のパシフィコ横浜 会議センターおいて、開催されました。
大会のテーマは、「矯正歯科治療における形態と昨日の調和を目指して」で、海外特別講演、教育講演、各種シンポジウム、各種セミナー、ワークショップ、口演、症例展示など盛りだくさんの内容でした。
その中で私が注目していたのは、初日の夕方から開催されたサテライトセミナーと2日目の海外特別講演でした。
サテライトセミナーは「外科的矯正治療の今」というテーマで3名の先生が講演されました。外科的矯正治療については、もちろん顎変形症学会で多くの情報を得ることはできますが、ここでも各大学、主治医による違いを見ることができました。
海外特別講演は、ミシガン大学のJames A McNamara教授の「近代歯科矯正学における治療選択の進化:59年の経験に基づく一個人としての見解」でした。
McNamara先生は、私が矯正の勉強を始めた頃にはすでに有名な方で、今でも上下顎の位置を評価するマクナマラ分析は、世界中で使われている分析法の一つで、もちろん私も必ず利用しています。
先生の講演はかなり以前に聴いたことがありましたが、高齢にもかかわらずお元気な様子で、まさに歴史の生き証人としての素晴らしい内容のお話でした。

