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第64回近畿東海矯正歯科学会を視聴して

2022年6月26日、第64回近畿東海矯正歯科学会が岐阜において、昨年同様会場でのライブとWEBでのハイブリッド開催となりました。
 プログラムは特別講演2題、学術口演5題、学術展示6題という構成でした。
 特別講演は、日本大学歯学部口腔外科学講座教授の外木守雄先生と横浜でご開業の稲毛滋自先生で、それぞれ「最新の顎変形症の考え方」、「Standard edge wise法に基づく私の臨床」と題したご講演でした。
 当院でも顎変形症の患者さんが多数おられますので、特に外木先生の講演に注目しておりました。先生は形態を治すだけでなく、生理機能の改善、つまり呼吸に考慮した治療計画が大事で、そのためには上下顎の手術、さらに睡眠時無呼吸症候群の患者さんではそれにオトガイの手術を加える必要があることを強調されていました。
 当院が連携している神戸市立医療センター中央市民病院でも、ほとんどの顎変形症の患者さんは上下顎の手術をされており、良好な結果を得ることができています。

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