ブログ

第38回Bioprogressive Study Club学術大会を視聴して

2021年10月10日から31日まで、二年ぶりに第38回Bioprogressive Study Club学術大会が、コロナ禍にあってオンデマンドで開催されました。
 大会テーマは「顔―機能と審美を考えるー」で、それぞれ2つの特別講演と教育講演、5つの会員講演という構成でした。
 特別講演は、東京大学特任教授の原島博先生による「美女と美男のイメージを通して日本人の顔の変遷を探る」、早稲田大学人間総合研究センターの菅原徹先生による「笑顔のチカラを科学する」、教育講演は、BSC会長戸村博臣先生による「私の第一期治療の考え方」、と吉野成史先生による「矯正臨床におけるCBCTの有効活用について」でした。
 菅原先生は、最新の研究を通して得た知見を基にして、笑顔の効果と重要性を様々な角度から解説されました。笑顔の研究を始める前のご自分の写真を映し現在との比較をされましたが、その変化は衝撃的で笑顔の素晴らしさを証明する説得力がありました。
 矯正治療は、その笑顔を作る手助けをできる価値ある仕事であることをあらためて認識することができました。
 そのほかの5名の会員の先生方の講演も含め、3週間の開催期間中はいつでも、何度でも視聴できる、オンデマンド開催のメリットを存分に享受できた大会でした。

TOP