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第32回B.S.C.ワンデーセミナーZerobase Bioprogressive Philosophyによる臨床経験から見えてきたもの

2019年3月3日、東京品川で「第32回B.S.C.ワンデーセミナー Zerobase Bioprogressive Philosophyによる臨床経験から見えてきたもの」が開催されました。
 今回の講師は、前BSC会長の永田賢司先生でした。先生は、長年にわたり会長としてスタディークラブを率いてこられ,今期より相談役に就任されています。
 講演は,リケッツ先生、グジノ先生、アサヒノ先生など影響を受けた先生方の話から始まり、診断、治療の勘所、長期観察症例や外科的矯正症例など広範囲にわたる内容でした。
 長年の臨床経験から先生が最も重要なポイントとして挙げられたのは、口唇閉鎖の必要性、下咽頭の距離、オトガイのコントロールの3点でした。
 特に下咽頭については、前歯の後方移動によって気道が狭くなることを懸念されていました。症例によっては必ずしもアンカレッジを強くすることがベストではなく、インプラントを使用してのアンカレッジの強化や大臼歯の過度な後方移動に警鐘を鳴らされていました。 
 午前中の最後は少しお疲れかなと思いましたが、午後からは調子が上がり、元気いっぱいの永田節は健在でした。

前BSC会長永田先生!

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