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第34回 Bioprogrresive Study Club学術大会

2016年11月27,28日、大阪国際会議場で開催された、第34回Bioprogrresive Study Club学術大会に参加してきました。
今大会のテーマは、『早期治療を科学するーハード、ソフトの両面からー』でした。
東北大学名誉教授三谷英夫先生の特別講演と3つの教育講演を中心に炉辺会談、一般口演、ケースプレゼンテーションアワード受賞講演、症例展示、商社展示という構成でした。
個人的には、準備委員の一人として運営のお手伝いと「上下顎前突の抜歯症例」というタイトルで症例展示を行ないました。
特に印象に残ったのは、三谷英夫先生の特別講演と鈴木善雄先生の教育講演でした。奇しくもお二人の結論は、「矯正治療は美容ではなく、医療である。」ということでした。
最近の風潮として審美面のみが強調され、医療としての矯正治療という意識の薄い矯正医も増えてきているのが現状です。
三谷先生は、「非審美的な顔貌や咬合機能不全による心理的なハンディキャップの早期改善は、成長期の子供の性格形成にとって重要なプラス要因である。」と述べられ、鈴木先生は、噛めない(咀嚼機能障害),飲めない(嚥下機能障害)、息ができない(呼吸機能障害)子供達に早期治療を行なった結果、著しい改善があったことを疫学調査をもとに客観的評価を示されました。
どちらのご講演も感動的な内容で、もっと多くの矯正医に聴いていただきたいと思ったのは私だけではないと思います。
とにかく素晴らしい大会でした。

三谷先生の著書にサインをいただきました!

鈴木善雄先生に感謝状贈呈!

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