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神戸市立中央市民病院外科矯正セミナー

平成16年3月から7月までの第1木曜日の午後6時より神戸市立中央市民病院歯科口腔外科主催の外科矯正セミナーが行われ、私も全5回を参加して来ました。
 
 神戸市立中央市民病院と連携をとっている近畿圏の矯正専門医を中心に約40名の歯科医の参加のもと、顎変形症の患者さんの入院から退院までの流れ、手術前の検査、準備および手術の術式や最新の治療法まで口腔外科における現在のシステムの説明がありました。
 患者さんの入院中の生活など知らないこともわかり、大変勉強になりました。
 
 外科矯正の分野は新しい技術、材料なども開発され年々進歩しています。
 当院の患者さんの中にも骨延長術という最新の治療法で非常に満足の行く結果が得られ大変喜ばれている方がおられます。
 また新しい材料を使うことにより、かつてなら2回の手術が必要だったところが1回で済むようになりました。これは患者さんの負担が減りすばらしいことです。
 最近は手術時間や入院期間も1~2週間とかなり短くなりましたが、それはもちろんこの病院の外科矯正を担当する口腔外科医の技術レベルが高いことが最大の理由です。
 
 当院も今以上に神戸市立中央市民病院との連携を深め、より良い医療を提供して行きたいと思っています。

 外科矯正とは?

 通常の矯正治療だけでは困難な骨格の不調和がある患者さんを外科手術を併用して治療する方法です。

顎変形症とは?

受け口(下顎前突)や出っ歯(上顎前突)といった上下のあごの骨が大きすぎたり逆に小さすぎる場合やあごのずれによって顔が左右非対称でゆがんでいるような症状がある病気です。
 矯正治療、手術とも健康保険の適用となります。

 

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