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「第33回日本顎変形症学会」に参加して

2023年6月8 , 9日に東京の学術総合センターで開催された第33回日本顎変形症学会に参加してきました。
久しぶりのライブでの参加でした。
 学会のテーマは、「現在から未来へ 顎変形症治療のこれから」で、特別講演、教育講演、5つのシンポジウム、ランチョンセミナー、一般演題(口演、ポスター)で構成されています。
 本来同時開催の教育研修会が大会前からオンデマンドで視聴でき、今回はそれも含めほとんどの講演を聞くことができました。
 当院の多くの患者さんの手術をしていただいている大阪歯科大学の竹信俊彦教授がシンポジストとして講演された「上下顎移動術における上顎骨位置決めの最新知見」や帝京大学沖永総合研究所 Innovation Lab杉本真樹教授の教育講演「仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、メタバース(仮想空間)の医科、歯科、口腔外科活用」は特に興味深い内容でした。
 杉本先生の研究開発されている技術は、医療従事者による手術や治療計画、若手医療者と患者の教育、および臨床研究に役立つ可能性があり、さらなる活用が進むと期待されている ものです。すでに東京歯科大学では、手術にこの技術を取り入れ、複数の論文も出されているとのことでした。
 学会前日の午前中に、今年から始まる認定医制度の筆記試験を受けるため、6日の夜から東京へ向かいました。3泊4日の長い出張になりましたが、充実した時間を過ごすことができました。

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