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第31回Bioprogressive Study Club学術大会

2013年11月17~18日、神戸ポートピアホテルにて第31回Bioprogressive Study Club学術大会が開催されました。
今回は一会員としての参加ではなく、大会長として大会の運営を任され、得難い経験をすることができました。
大会のテーマは「矯正歯科と他科との連携—歯周、補綴、口腔外科医との協力—」で、矯正医以外からもご講演をお願いしました。
特別講演は、広島大学名誉教授、アジア太平洋矯正歯科学会会長 丹根一夫先生、教育講演は、歯周治療で著名な吹田市でご開業の岡賢二先生と神戸市立医療センター中央市民病院口腔外科・頭頸部外科医長、竹信俊彦先生、さらに炉辺会談講演として神戸市でご開業の奥村秀樹先生と、外部から4名の講師をお招きしました。そしてそれぞれの分野との連携治療を含む、興味深い話をしていただくことができました。
また当院からも一般口演に外科矯正に関する演題を出しました。
昨今の矯正臨床では、子供の患者さんより成人お患者さんの方が増えていく傾向にあります。さらに保険適用の拡大によって治療の難易度も高くなってきました。それに伴って矯正治療のみでなく、他科との連携が欠かせなくなってきました。そして連携を強化するためには、矯正だけではなく、各分野の情報収集が重要で、それが私たち自身の治療の幅を広げ、治療の質の向上に結びつきます。
今学会では、参加者の方々にあらためてそのことを強く認識する機会を提供することができたと思います。

大会長挨拶

特別講演 丹根一夫先生

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