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2010年3月24日 加古川市 45歳 女性
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9歳7ヶ月娘ですが、いまだに指しゃぶりが直らず、指1本分の開咬と出っ歯になっています。
近くの矯正の先生からは、下の顎の成長は一般のこの年齢の子とほぼ同じだが、上の奥歯が下の奥歯より前にずれており、骨格性の上顎前出なので、下顎を前に出す装置をつけ、上と下のかみ合わせを合わしますといわれました。
私としては女の子ですし、横顔がくちばしのように出ているのが気になっているのに、今普通の状態の下顎を前に出して咬みあわせを直しても、美観的に美しくないのでは?と質問すると、最終的に第1小臼歯を抜いて、上の歯を後ろにさげますと言われました。
いったんあわせて、また引っ込めるのなら、下顎を前に出す必要がないのでは?という思いがとれません。
また、最初から上の奥歯を後ろに下げるような方法がとれないものなんでしょうか?
舌が前に出てくる子は舌のトレーニングをしないと矯正しても又前に出て来ると聞いたのですが、舌のトレーニングはどちらの矯正医でもされているものなんでしょうか?
デーモンシステムのことを尋ねたら、デーモンと会社が違うだけで同じワイヤーを結擦しない方法ですと言われたのですが、そういった物は通常あるのですか?
矯正する意思は固いのですが、本当にこの治療法で良いのか不安で一杯なのです。
このような質問で大変申しわけありませんが、よろしくお願いいたします。 |
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広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
骨格性の上顎前突には、上顎骨の過剰な成長があるタイプと下顎骨の成長の悪いタイプ、そしてそれらの両方の要素を持つタイプがあります。
それぞれの基本的な治療方針は、上顎骨の成長を抑制する、下顎骨の成長を促進する、そしてその両方を組み合わせるということになります。
それとは別に歯の移動により、上下の歯のずれを改善する方法があります。
ただし早期治療の場合は、まず前者の治療をした上で、効果が不十分であれば後者の治療に移行するのが普通です。(当院ホームページー早期治療ー上顎前突その3参照)
下顎を前に出す治療方針に疑問を持たれているようですが、上に述べた上顎骨を抑制する治療も上顎の成長を抑えている間に、下顎の成長を促すことになります。
下顎が成長して前に出ることによって、口元がさらに突出することはありません。
なぜなら鼻と下顎の成長により、それらを結んでできるE-LINEが前方に出て、相対的に口元は引っ込むことになるからです。
歯だけを移動して上下の奥歯のずれを治すのと、骨格自体の成長をコントロールして、その結果奥歯のずれが治るのとでは、仕上がりが全く違うとお考え下さい。
また将来的な抜歯の必要性に関しては、現在の前歯の前方への傾斜の程度も関係していますから、前歯の傾斜の改善が抜歯以外で改善できるのなら、抜歯が必要なくなることもあります。
将来抜歯が必要になる場合は、前歯を引っ込めることによって口の中の容積の減少を来すことになるため、下顎を前方に出して舌房を広くしておくことは意義のあることです。
特に舌の癖がある場合は、非常に重要なポイントになります。
舌のトレーニングに関しては、診療所によって積極的に取り入れているところと、そうでないところがあります。
デーモンシステムに関しては、他のメーカーでも同様の構造の装置がでていますが、装置が治すのではなく矯正医が治すわけですから、装置の差より担当医の診断能力、治療技術および経験が結果の差を生むと考えられた方が良いでしょう。
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