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2022年1月12日 大阪66歳女性 |
現在、顎変形症のための術前矯正をしております。
スプリングとブラケットを付け、7年になりますが、私の歯は動きがかなり遅く、上下共に未だ手術を受けられる状態までは並んではいないようで、手術の見通しさえ立っておりません。
動きが遅いのは、持病の関節リウマチが大きな原因とのことです。
(とは言え、上の前歯は出ているものの、一見きれいに見えるところまでは、並んできました。)
例え、手術を受けたとしても、それから待っている術後の処置や治療のこと、その他リスクを考えた場合、もう私には、それに耐え得るだけの年齢も体力も精神力も残っていないのではないかと心配します。
先が見えない状況に疲れと不安を感じ、家族環境の変化もあり、お世話になっている矯正医さんに「手術は受けない」旨を以前に伝えましたが、「受ける受けないを決めるのは、今度口腔外科医と会った時、手術の話を聞いてからでいいのでは?それに矯正のやり方は一緒だし。」との回答が、返ってきました。
教えていただきたいのですが、手術をすると、しないとでは、治療方法が変わったり、医師の手間にも違いが出てくるものではないのでしょうか?
そして、手術を受ける側に対しては、やはり、いろんな条件や制限もあるのではないでしょうか?
それから、手術を希望してはいないのに、また口腔外科医に会う必要があるのでしょうか?
歯の動きが遅かった理由はリウマチの他に考えられるとすると、何があるのでしょうか?
話が尽きず申し訳ありません。モヤモヤしながら治療を受けております。
できる範囲、教えていただきましたら幸いです。
どうかよろしくお願いいたします。
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はじめまして、広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
もし口腔外科医の話を初めて聞かれるのでしたら、手術のお気持ちがなくても一度受けられることをお勧めいたします。
なぜなら、手術そのもの内容や手術後のイメージがより具体化され、前向きになるかもしれないからです。
さらに今までご自身と矯正医との1対1の関係だったのに、もう1人入ることによって気分が変わる可能性もあります。
手術を受ける場合と受けない場合の矯正のゴールは全く違ったものになります。
前者は、大きな咬み合わせのズレは手術で治すので上下の歯を綺麗に並べることに主眼が置かれるのに対して、後者は咬み合うように歯を動かす必要があるからです。よって歯を動かす方向や位置が大きく変わってきます。
また骨粗鬆症薬や抗がん剤の中にも歯の動きが悪くなるものがあるようです。
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