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2021年9月27日 兵庫県神戸市男性 |
初めまして。歯の矯正のことでいくつか疑問があり、質問させていただきました。
私は今年で22歳なのですが、
子供の頃から口元が出ています。そして、それによっていくつか困っていることがあります。
・会話の際、「さ行」「ざ行」等を噛むことがおおい。
・舌が基本的に口の下側にあり、先端が上顎についていない。(ここ数ヶ月意識することで少しずつ改善してきてはいます。)
・幼い頃からの花粉症の影響か、常に口呼吸になっている。
・顎が縦に長い。(下唇から顎の下までが約4.5cm)
・口元全体がかなり前に出ているため、見た目がかなり悪い。
こうした問題によって精神的に病んでしまうことも多く、少しでも解決したいと考えています。歯の矯正でこうした問題は解決するのでしょうか。
また、歯の矯正で保険適用のケースもあると把握しているのですが、自分の場合は該当する可能性はあるのでしょうか。
お忙しい中誠に恐縮ですが、ご回答いただけると幸いです。
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はじめまして、広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
咬み合わせの詳しい状態がわかりませんので、舌癖を伴う上顎前突、あるいは上下顎前突の一般的な治療法について説明させていただきます。
通常2本あるいは4本の小臼歯を抜歯し、そのスペースを利用して前歯を後退させます。
前歯の後退に伴い、口元も引っ込み、口は閉じやすくなります。
もちろん、これらの変化の程度は、状態によって個人差があるのは言うまでもありません。
また舌癖については、それが原因であったり、放置することによって後戻りが起こりやすくなることが予想される場合は、治すためのトレーニングが必要になります。
矯正が保険適用になる場合については、当院HPー唇顎口蓋裂などの治療を参考にしていただければよいと思います。
これらの疾患の中で、成人であれば顎変形症の可能性が高いですが、もし顎変形症と診断されるとしたら下顎の著しい後退や下顎が下方に向かって成長し、開咬状態になっている場合でしょう。
お近くの矯正専門医に状態を見ていただいた上で、詳しい説明を聞かれることをお勧めいたします。 |
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