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2021年9月19日 奈良県48歳女性 |
遺伝の扁桃腺肥大とアデノイド肥大があり、乳児期より毎月発熱と毎日鼻水の状況で体重増加不良と口呼吸、いびきで生活し、5歳で摘出手術をしました。しかし、顔が出っ歯と下顎も下がったアデノイド顔貌で中学で歯科矯正を実施しています。外科矯正なしに歯科矯正だけで改善しますか?また、矯正終了してからの下顎がへこんでいることを気にしている場合は、外科矯正はそこからできるのでしょうか?または、美容整形になるのでしょうか? |
はじめまして、広瀬矯正歯科院長の広瀬豊です。
下顎後退型の上顎前突の治療のポイントは、以下の2点です。
まず成長期であれば下顎の成長がどの程度見込めるかです。
見込めそうなら、下顎の成長を促す治療を行います。
次に成長が止まってからは、前歯をどこまで後退させることができるかです。
この場合は、基本的に小臼歯の抜歯が前提になります。
下顎が前方に出るわけではありませんが、相対的に口元は引っ込み、出っ歯感は軽減します。
一般的に成長のピークは、女子であれば11歳、男子であれば13歳と言われています。
よって女子中学生であれば、今後の成長はあまり期待できず、男子中学生であれば下顎の成長がまだ期待できると思いますが、十分な成長がなければ、そろそろ抜歯治療に移行する時期でもあります。
もちろん成長には個人差があるため、全ての方が上記に該当するわけではありません。
また骨格のズレが大きく、外科手術を併用する矯正治療が必要であれば顎変形症と診断され、保険が適用されます。
(当院HPー外科的矯正治療参照)
しかし矯正治療が終わり、歯並びがきれいになると下顎の後退があっても外科的矯正治療の適用ではなくなる可能性があります。
治療が進む前に担当医に相談されることをお勧めいたします。 |
広瀬先生
丁寧でわかりやす回答ありがとうございました。
主治医に相談してみます。
ありがとうございます。 |
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